最近はスマートフォンをクレジットカード端末に変更できるアプリやガシェットが増えていますがあなたは活用されていますか?私は色々なビジネスの現場で活用することが多いので活用していますが、今回はスマートフォンをクレジットカード端末にするアプリやガシェットではなく、ユーザー向けに複数のクレジットカードを1枚にできるデバイスがリリースされるようので紹介致します。

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Coinとは

複数のクレジットカードを1枚にできるデバイスをリリースしようと考えているCoinのチームは米国時間11月14日に、5万ドルを調達するクラウドファンディングキャンペーンの一環として事前予約受付用のウェブサイトを開設しました。

Coinは今回、クラウドファンティングで出資してくれた方に完成品のブラックのカードを50ドルで提供する予定らしいです。Coinのチームはコメントで「われわれはこれを『Midnight』と呼んでいる」と、ベンチャーキャピタルのY Combinatorが出資する新興企業Coinの創設者で最高経営責任者(CEO)を務めるKanishk Parashar氏はコメントしているようです。クラウドファンティングで資金調達ラウンドの後は、このデバイスは100ドルで販売され、提供時期は2014年夏になる予定だそうです。


Coinをリリースするチームとは

Coinのチームは、はんだ付けステーションや磁気カードの読み取りテスト用機器を備えたサンフランシスコの小さなオフィスで、7人からなるCoinのチームです。

制限のないクレジットカードの最終試作品を完成させようと精力的に取り組んでいるようですが、いくらでも制限なく買い物ができるカードというわけではないそうです。そりゃそうですよね。いくら複数のクレジットカードが1枚になったからと言って、制限無く買い物ができるわけがありません。1枚のクレジットカードに限度額がありますのでw

Coinは標準的なプラスチックの決済用カードと同じくらい薄型で、クレジットカード、デビットカード、ギフトカードを何枚もまとめて動的磁気ストライプに格納できるデバイスを計画中で発想は非常に面白いと思います。


Coinの店舗導入端末は?

Coinを利用する場合、店舗側では何もする必要がないのも特徴なので店舗は端末の導入などが不要になるので、非常に便利ですしユーザーも現在ではVISAやJCBなどのクレジットカードが対応しているカード端末がクレジットカードを利用できない現状ですが、そのような心配はなくなるのでユーザー側の利用者も増加するのではないでしょうか。


Coinを活用したいユーザーはどうすれば使える?

ユーザーの方は、Coinの「iOS」または「Android」向けコンパニオンアプリにカードを読み込ませておくだけで、利用が可能になるそうです。Coinの読み取り器をスマートフォンのヘッドホンジャックに差してカードを読み取らせ、さらにカードを撮影して情報を照合させるとCoinは利用可能になります。後は必要に応じてオンとオフを切り替えればいいので簡単に利用できます。

Coinを使って支払いをする際は、本体のボタンを押してオンにし、小さな長方形の画面を見ながら希望するカードに切り替えるだけ。これで一般的なカードと同じように読み取り器をくぐらせることが可能になるので非常に楽ではないでしょうか。

Coinアプリに格納できるカードの枚数は無制限らしい、Coinのデバイス本体と同期してすぐに使えるのは最大8枚になっているようです。実際、8枚のカードを使い分けている方はあまりいないと思いますが8枚あれば充分な気が私はしています。Coinとのカードの出し入れは、元のカードがなくてもBluetooth Low Energy(低消費電力版Bluetooth)接続により、外出先でも数秒で行えるというから驚きですね。


セキュリティは大丈夫?

セキュリティの面では、サーバとモバイルアプリの両方とさらにCoinのカード本体で128ビットおよび256ビットの暗号を使用しているようです。またこのアプリには、Coin本体を置き忘れるとスマートフォンに通知してくれる機能もあるので現在、iPhoneには標準でiPhoneを探すというアプリがありますが、設定をしていない方も多くいると思うのでこの通知機能は便利なのではないでしょうか。通知設定された時間でスマートフォンと通信できないと、Coinは自らを無効にするので万が一、置き忘れた場合でも使用されることがなくなるので安心。



Coinは、現状を打破しようとするSquareなどの企業やATMとVISAやMasterCardが支配する、紙やプラスチックの世界との間に入り込みたいと考えているようで今後に期待ができそうなサービスになりそうですね。