taipingu

ハッキングと聞くとあなたはなにを想像しますか?ドイツの研究チームが、ネット環境がなくてもオーディオ機能を使ってパソコンのハッキングができることを発見したそうなので紹介します。




パソコンを利用する人にとって、ウィルス対策は避けては通れないものではないでしょうか。とは言ってもインターネットネットに繋がっていなければ、ウィルスに感染することもないと思っている方も多いようですね。
 
Fraunhofer Institute for Communication, Information Processing, and Ergonomicsの研究チームが発表した報告書にでは、彼らは、電話線にもLANケーブルにも、もちろんWi-Fiにも繋がっていない完全に隔離されたコンピュータに、音のみを使って侵入することに成功したそうです。

しかもその音は、人の耳には聞こえないような周波数で、例えて言うなら犬笛のような音のようなものらしいです。実験では、未改造のLenovo T400のマイクロフォンとスピーカーを使い、ハッキング用コンピュータから少量の情報を送ったといい、その気になれば暗号化キーやテキストファイル、さらにはパスワードなどを伝達することも可能だというので驚きです。

なお、音が届く範囲は最長で65フィート(約20メートル)とのことですが、メッシュネットワークを使えばワイヤレスでもっと遠くまで音を伝えることもできるそうです。

研究チームによれば、音のハッキングを防ぐためには、音声フィルターで脅威をブロックするか、コンピュータのオーディオ機能を無効にするほかないとのことですが、このようなハッキング方法もあるとは驚きました。